製品安全

エアコンと携帯用扇風機が大活躍!でも事故で冷や汗はご勘弁
~夏に知っておくべき危険~

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本件の概要

発表日:
令和3年6月24日(木)
発表資料:
エアコンと携帯用扇風機が大活躍!でも事故で冷や汗はご勘弁~夏に知っておくべき危険~
映像資料:
携帯用扇風機「1.損傷したバッテリーが破裂」
携帯用扇風機「2.ごみとして捨てて発火」
資料の概要:
2021年6月写真001
   気温が一気に上がり、エアコン※1を使う機会も急上昇です。毎年7月はエアコンの火災事故が多く発生する傾向があります。特にコロナ禍でおうち時間が増えたことで、家庭用エアコンの需要が高まっています。NITE(ナイト)に通知された製品事故情報※2において、2020年度のエアコンの火災事故は2019年度に比べて17%増※3となっており、今後もエアコンの使用機会の増加とともに事故の増加が予想されることから、注意喚起します。2016年度から2020年度の5年間にNITE(ナイト)に2021年6月写真002通知された製品事故情報において、エアコンの事故は268件(火災事故※4247件)あり、そのうち5件が死亡事故です。製品の不具合のほか、電源コードの不正な加工や、誤った方法での洗浄などによる事故が毎年発生しています。エアコンに異常がないかを確認し、事故を未然に防ぎましょう。
 また、外出時等の暑さ対策として、近年、リチウムイオンバッテリー(以下「LiB」という。)を内蔵した、手軽に持ち運びできる携帯用扇風機※5が流行しています。NITEには2019年度に初めて製品の不具合による事故の報告がなされ、また、火災事故も発生しているため、その取り扱いには注意が必要です。製品が不要となった際に一般ごみとして廃棄すると、ごみ収集車やごみ処理場などで発火するおそれがあります。今後、買い替え需要や流行後の大量廃棄も懸念されることから、夏場を迎えるに当たり、エアコンと併せて注意喚起を行います。
 エアコン、LiB内蔵の携帯用扇風機のリコール対象製品では事故も発生しているため、お持ちの製品がリコール対象かどうかを確認してください。

■エアコンの気を付けるポイント

  • ○使用開始前に試運転と点検を行ってください。
  • ○エアコンの内部洗浄をする際は正しい知識を持った業者に依頼してください。購入先である販売店、メーカーのサービス窓口などに相談してください。

■LiB内蔵の携帯用扇風機の気を付けるポイント

  • ○落とすなど強い衝撃を与えない、日の当たる車内など高温となる場所に放置しない、雨水や海水、飲み物など水がかからないようにするなど、取り扱いに注意してください。
  • ○携帯用扇風機に限らずLiBが搭載されている製品を廃棄する場合は、分別方法など自治体の指示を確認してその指示に従ってください。
  • (※1) ルームエアコン(室外機、室内機)。
  • (※2) 消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故(ヒヤリハット情報(被害なし)を含む)。
  • (※3) 原因調査中の案件を含む。
  • (※4) 火災事故は焼損事故(出火したが家屋などに延焼していない事故)を含む。
  • (※5) 本資料では、USB接続で充電し、持ち運び可能な、LiB搭載の扇風機を携帯用扇風機としています。(ファンの見えないものを含む)

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