真夏の“油”断が火を招く!
~高温環境で起こりやすくなる油の発火事故~


本件の概要
- 発表日:
- 令和7年7月8日(火曜日)
- 発表資料:
- 真夏の“油”断が火を招く!
~高温環境で起こりやすくなる油の発火事故~ - 映像資料:
- アロマオイル「1.オイルが付着したタオルが自然発火」
- 資料の概要:
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構[NITE(ナイト)、理事長:長谷川 史彦、 本所:東京都渋谷区西原]は、夏を迎えるにあたり高温環境で起こりやすくなる油の自然発火事故について、事故を起こさないための正しい取扱方法について注意喚起します。
夏は気温が高くなることで、身近な製品がいつもより熱を持ちやすくなります。特に油※1が浸みた布類や紙類は、空気中の酸素と反応して発熱しやすく、また、高温環境※2下では熱が逃げにくくなり、思わぬ事故につながることがあります。
例えば、エステ店等でオイルマッサージを行い、アロマオイルやマッサージオイルが浸み込んだタオルを洗濯後に乾燥機で加熱したり、そのまま重ねて置いたりした場合、内部に熱が蓄積し、自然発火に至ることがあります。
また、床用ワックスや塗料などが付着した大量の布類や紙類を何日も放置した場合、自然発火に至る可能性があります。揮発性の高い成分が含まれている場合、換気が不十分な状態で火気が近くにあると引火する危険性もあります。
これらの事故は、製品の特性を理解し、使い方や保管方法に少し注意を払うことで防ぐことができます。夏の暮らしを安全に過ごすために、身近な製品の扱い方を今一度見直してみましょう。。 -
- 油を含む製品による発火事故(イメージ)
■気を付けるポイント
・油分が付着した布類は洗濯後でも乾燥機で加熱しない。
・油分が付着した布類や紙類を水に浸さずに袋や容器などに入れて放置しない。
・購入後、「高温注意」「火気厳禁」などの注意書きやラベル表示内容をよく確認する。
(※)本資料中の全ての画像は再現イメージであり、実際の事故とは関係ありません。
(※1)例えば、エステ店等でオイルマッサージの際に使用されるようなアロマオイルやマッサージオイル、清掃時に使用される床用ワックス、塗料等に油が含まれています。
(※2)油が空気中の酸素と反応する速度は、温度が10℃上昇するごとに2~3倍になるとされています。
発表資料
映像資料
関連リンク
PDFファイルをご覧いただくためには、Adobe Reader(無償)が必要です。Adobe Readerはダウンロードページよりダウンロードできます。
お問い合わせ
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター 製品安全広報課
-
TEL:06-6612-2066
FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図