製品安全

ガスこんろから目を離さずに!
~汚れの放置にも注意が必要~

本件の概要

 
発表日:
平成30年4月26日(木)
発表資料:
ガスこんろから目を離さずに!~汚れの放置にも注意が必要~
映像資料:
ガスこんろ「3.天ぷら油の発火(汚れた鍋)」
資料の概要:

201804本文掲載写真
  進学や就職、転勤などにより新たに生活を始め、それを機に料理を始めた方も多いのではないでしょうか。ガスこんろでは、誤った使い方などによる事故が多く発生しており、注意が必要です。新しい生活にも慣れ始め、自炊を始めるこの時期に、ガスこんろの使用に関する注意喚起を行い、事故の未然防止を図ります。
 ガスこんろに関して、平成20年10月に調理油過熱防止装置及び立ち消え安全装置の装備が法令で義務付けられました。
 この規制に先立ち、平成20年4月から業界団体の自主基準により安全装置がこんろに標準装備され始めています。また、この自主基準と併せて、多くの安全機能を装備
しているガスこんろが販売されています。
 これらの取り組みにより、ガスこんろの事故は減少していますが、依然として安全装置の付いていない古いこんろを使用しての事故や誤った使い方による重大な事故が発生しています。平成24年度から平成28年度の5年間にNITE(ナイト)に通知された製品事故情報※1 の中で、ガスこんろの事故は395件※2ありました。このうち、使用者の誤使用などにより発生した事故は213件あり、事故の多くは誤った使い方が原因となっていることがわかります。特に、使用中にその場を離れたり、汚れを放置したりすることが原因の事故が多く発生しています。ガスこんろの事故は火災事故が268件と火災に至る可能性が高く、周囲に被害が及びます。事故の事例や事故防止のためのポイントを確認し、事故を未然に防ぎましょう。

 
事故事例
  • 長時間加熱されたため、グリル庫内の魚や脂分などに着火し、内部が焼損した。【平成29(2017)年1月、製品破損】
  • 使用者が煮こぼれなどを放置していたため、機器内部のガスを通す配管が腐食して孔が開き、漏れたガスにこんろの火が引火した。【平成29(2017)年1月、製品破損】
  • ガスこんろにやかんをかけて水を沸かしていた際、ガスこんろの周辺にあった食品の包装材などに着火し、室内を焼損、1名が死亡した。【平成28(2016)年5月、死亡】
  • こんろの調理油過熱防止装置の付いていない方に天ぷら鍋をかけたまま放置したため、鍋の油が過熱し、出火、住宅を全焼して2名が死亡した。【平成25(2013)年9月、死亡】

ガスこんろの気を付けるポイント
  • 使用中はその場から離れない
  • グリルは使用後、こまめに掃除する
  • グリル庫内で調理物や汚れなどが発火した場合は、扉を開けると火があふれ周囲に燃え広がるおそれがあるため、操作ボタンや器具栓つまみを消火の状態に戻し、火が収まるまでグリルの扉を開けない
  • 煮こぼれや油汚れはきれいに拭き取る
  • ガス臭いときは絶対に火を点けず、ガス栓を閉めて販売店やガス事業者に連絡をする
  • 点火しにくいなどで繰り返し点火操作をするときは、ガスのにおいがなくなるまでしばらく待つ
  • こんろの周囲に燃えやすいものを置かない
  • 汚れた鍋や少量の油で揚げ物調理を行わない
 
  • (※1) 消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含む。
  • (※2) 重複、対象外情報を除いた事故発生件数。

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