製品安全

脱・取説キャンセル界隈
~「電子レンジ」や「IHこんろ」等の調理家電の事故を防ぐポイント~

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本件の概要

発表日:
令和7年9月25日(木曜日)
発表資料:
脱・取説キャンセル界隈
~「電子レンジ」や「IHこんろ」等の調理家電の事故を防ぐポイント~
映像資料:
IH調理器「5.ラジエントヒーター上の可燃物が発火」
電子レンジ「13.アルミ箔で包んだ芋の発火」
資料の概要:
 食欲の秋が到来です。調理家電は火を使わないため安心と思われがちですが、使用者の誤使用・不注意から火災などの重大な事故も発生しています。独立行政法人製品評価技術基盤機構[NITE(ナイト)、理事長:長谷川 史彦、本所:東京都渋谷区西原]は、「調理家電の事故」を防ぐために注意喚起を行います。

                                    
     アルミホイルに包んださつまいもを                ラジエントヒーターの上に置かれた
     レンジ加熱して発火(再現実験)           可燃物が発火(再現実験)

 NITEに通知された製品事故情報※1のうち、2020年から2024年までの5年間に発生した調理家電の事故は合計515件ありました。製品別では「電子レンジ」、「IHこんろ」が多く、原因別では使用者の誤使用・不注意が関係しているものが約4割と最も多くなっています。

調理家電は、「電子レンジ」におけるレンジモード(レンジ加熱)とオーブン・グリルモード(ヒーター加熱)、「IHこんろ」におけるIHヒーターとラジエントヒーターなど、複数の加熱方式を備えた多機能な製品があります。しかし、それぞれの機能がどのような仕組みで加熱を行っているのかを理解しないまま使用したり、モード選択やタイマー設定のボタンを押し間違えたりすると、事故につながるおそれがあります。

『面倒だから・・・』といって注意事項を読むことをキャンセルしないでください。安全に美味しく調理するために、取扱説明書の確認を習慣化しましょう。

【調理家電の事故を防ぐために気を付けるポイント】
○加熱の仕組みを理解した上で使用する。
○取扱説明書や商品パッケージに記載の注意事項を守る。
 ▶モード選択やタイマー設定が正しいか確認する。
○こまめに掃除し、熱くなる場所には調理器具以外の物を置かない。

(※) 本資料中の全ての画像は再現イメージであり、実際の事故とは関係ありません。
(※1)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故を含みます。

 

発表資料

映像資料

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独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  製品安全広報課
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