バイオテクノロジー

DBRP登録コレクションリスト

 DBRPには、以下のコレクションの生物資源情報を掲載しています。多様な生物資源の情報をお探しの方は是非ともDBRPをお使いください。また、保有する貴重な生物資源の利活用やビジネス機会創出をお考えの方も、DBRPを介した情報提供を積極的にご活用下さい。

提供機関名
コレクション名 コレクションの概要
NITE NBRC
NBRC株 NBRC株(菌株番号の前にNBRCがついている株)は、一般に広く公開された微生物のコレクションで、種レベルまでの同定がされているか、性状等の情報が付与されたものです。NITEに譲渡された公益財団法人発酵研究所(IFO)のコレクション15,000株から始まり、更に14,000株を越える微生物が加わりました(平成25年度末時点)。日本工業規格(JIS)や日本薬局方などの公的試験方法に規定された菌株の多くが含まれています。NBRC株は、ISO 9001の品質マネジメントシステムの下で維持・管理・分譲を行っております。
国内由来RD株 様々な環境で収集した微生物株を新製品開発のためのスクリーニング材料としてご利用いただけます。強酸性温泉地等の極限環境のほか、国内各地の土壌・植物・昆虫・海洋生物・海水・食品といった多様な分離源から、様々な方法を駆使して微生物を分離しました。分離株には分類学的に新規と判断される微生物が多数含まれます(リボソームRNA遺伝子塩基配列解析による評価)。
静岡県経済産業部 産業革新局 産業イノベーション推進課
しずおか有用微生物ライブラリー 自然界などから分離した酵母や乳酸菌などの微生物のうち、特に発酵食品の香味を高めるものを選抜したものです。県の5研究所(工業技術研究所、農林技術研究所、畜産技術研究所、水産・海洋技術研究所、環境衛生科学研究所)において探索、育種を行い、産業利用として有用性が高い微生物を登録しています。こちらには、静岡県工業技術研究所における小規模試作試験において製品化に適すると思われる品目の記載がございます。
和歌山県工業技術センター(WINTEC)
和歌山県特許権財産 ユーグレナKishu株は、「新規のユーグレナ属微細藻類」として特許に登録されており(特許第6019305号)、和歌山県の所有に属する公有財産となっております。(和歌山県公有財産事務規程に基づく)
和歌山県工業技術センター保有微生物 主に酒造用酵母で、種レベルまで同定されています。和歌山県内で分離されたもの、または、それを育種した微生物株が含まれています。
味の素株式会社 アミノサイエンス事業本部 生産統括センター 企画管理部 菌株管理グループ
味の素株式会社ライブラリ 味の素株式会社ライブラリは、味の素株式会社において様々な研究目的の為に分離・取得した微生物コレクションです。同定レベルは菌株により異なります。社内(もしくは共同プロジェクト)で独自に分離・育種された株が保管されています。このコレクションの中に、水生不完全菌や粘液細菌などにカテゴリ分けされた4つのライブラリコレクションが含まれています。
味の素株式会社 Ascomycotaライブラリ 味の素株式会社ライブラリのうち、新規医薬品リード化合物を探索するため、各属に固有代謝物があるという仮説の下、収集された子嚢菌門Ascomycotaの分離菌株ライブラリです。
味の素株式会社 Penicilliumライブラリ 味の素株式会社ライブラリのうち、新規医薬品リード化合物を探索するため、ペニシリウム属各種に固有の代謝物があるという仮説の下、収集されたペニシリウム属の分離菌株ライブラリです。
味の素株式会社 粘液細菌ライブラリ 味の素株式会社ライブラリのうち、固有の代謝物を持つことで知られる粘液細菌Myxobacteriaから新規医薬品リード化合物を探索するため、陸や海洋から分離された粘液細菌ライブラリです。
味の素株式会社 水生不完全菌ライブラリ 味の素株式会社ライブラリのうち、固有の代謝物を持つことで知られる水生不完全菌から新規医薬品リード化合物を探索するため、陸圏や水圏から分離された水生不完全菌菌ライブラリです。「水生不完全菌スクリーニングプロジェクト」によって、スクリーニング源として分離されました。
味の素株式会社 BPRライブラリ 味の素株式会社ライブラリのうち、(株)バイオポリマー・リサーチ(ナショナルプロジェクトで設立)において取得された、バイオセルロースを生産する酢酸菌の高生産株やその育種株の菌株ライブラリです。
株式会社テクノスルガ・ラボ
株式会社テクノスルガ・ラボライブラリ 株式会社テクノスルガラボ・ライブラリは、株式会社テクノスルガ・ラボにて分離培養された微生物のコレクションで属~種レベルまでの同定がされているか、性状などの情報が付与された菌株です。微生物専門の受託分析会社である株式会社テクノスルガ・ラボにて、維持・管理・分譲を行っています。
植物等の生物を用いた高機能品生産技術の開発(NEDOスマートセルプロジェクト)各実施機関
STSC株 STSC株は、2016年度から2020年度まで実施されたNEDOプロジェクト「植物等の生物を用いた高機能品生産技術の開発/高生産性微生物創製に資する情報解析システムの開発」(スマートセルプロジェクト)で使用された株です。このプロジェクトは、バイオテクノロジーとデジタル技術の進歩によって「スマートセル」を超高速に育種する技術の開発と有効性検証を目的として行われました。多くの実施機関において研究が進められ、その過程で得られた大量の生産性データ・オーミクスデータをDBRPに収録しています。これらデータと一部の菌株はプロジェクト終了後も今後の解析技術の開発に利用可能です。菌株の分譲・利用については、各実施機関にお問い合わせ下さい。
神戸天然物化学株式会社
改変P450(リモネン等のモノテルペノイド酸化酵素)の反応生成物分析に用いた菌株 改変P450(リモネン等のモノテルペノイド酸化酵素)の反応生成物分析に用いた菌株を提供いたします。
鳥取大学農学部附属 菌類きのこ遺伝資源研究センター(FMRC)
TUFC菌株(きのこ) 日本最大級のきのこ菌株コレクションです。コウヤクタケ類やサルノコシカケ類、キクラゲ類などの国産木材腐朽性の野生きのこを中心として、菌根性のハラタケ類も含んでおり、採集日や同定者といった情報が明確な菌株で構成されています。菌株の分離源の証拠となるきのこ標本(乾燥標本)は、TUMH番号を付して、鳥取大学農学部附属 菌類きのこ遺伝資源研究センターのハーバリウムで保管しています。
SeedBankライブラリ
SeedBankライブラリ SeedBankライブラリは株式会社Seed Bankが単離・培養を行い、保存している微細藻類コレクションです(現状では寄託は承っておりません)。種同定はrRNA遺伝子の解析または光学顕微鏡による形態観察により行っています。ライブラリには様々な系統の藻類が保存されており、ほぼ全てのグループに属する微細藻類をカバーしています。また、ご依頼に応じて環境から新規株を分離・培養し、ご提供することも可能です。
国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)生命理工学センター
JAMSTEC株 深海の極限環境に生息する微生物は、陸上の微生物とは異なる固有の生存戦略を有し、様々なイノベーションの源泉としての活用が期待されています。 しかしながらサンプルの入手が極めて困難なため、深海微生物の産業利用はほとんど進んでいません。 そこで生命理工学センターではオープンイノベーション体制によって深海微生物の産業利用を促進する為、JAMSTECが保有する日本領海及び排他的経済水域(EEZ)内から採取した深海バイオリソース(深海堆積物及び深海微生物株)を日本国内の民間企業、大学、研究機関に広く提供しています。
山形県工業技術センター
山形県工業技術センター有用株 山形県工業技術センター有用株は、山形県工業技術センターが試験・研究により取得した微生物の中から、食品等への応用試験において成績が良好な株を選抜したものです。
国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学高等研究院 微生物遺伝資源保存センター(GCMR)
GCMR(GTC株) 主としてヒトの病原細菌を中心とした基準株および血清型のパイロット株、レファレンス菌株及び野生株のライブラリー
BSL2-3の病原細菌、特定病原体(二種、三種、四種)を含む呼吸器系病原細菌、日和見病原菌、腸管感染症病原体、一部人獣共通病原体、環境菌を含む網羅的コレクション。

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