バイオテクノロジー

食品汚染・住環境等から分離された糸状菌(カビ)

 微生物の中でも、カビは我々の日常生活の中で目にする機会の多い身近な生物です。日本酒や泡盛、味噌、醤油等の醗酵食品を作り出したり、バイオマス等の利用に欠かせない酵素を生産する産業上重要な菌がある一方、植物病原菌による農作物の被害や、食品汚染やハウスダスト源として、人間の生活に害をもたらす菌もあります。
 食品や住居の衛生や健康への意識が高まる中、カビを防ぐ手段の開発も盛んになっており、実験対象または比較参照としてのカビの需要が増えています。そこで、NBRCで保有している9,000以上の菌株の中から、食品、室内環境、繊維や材、製品から分離された糸状菌株を整理して紹介します。

食品汚染・住環境等から分離された糸状菌(カビ)の入手方法は、「NBRC株の入手方法」のページをご参照ください。

【参考文献】

  • 基本的な属の解説
    「食品・施設 カビ対策ガイドブック」 日本食品衛生協会
    「食品のカビ汚染と危害(食品のカビI 基礎編)」 宇田川俊一編、幸書房
  • カビの平板写真と顕微鏡写真
    「カラーアトラス環境微生物」 山崎省二編、オーム社
  • 種レベルの同定(英語)
    「Food and Indoor Fungi」 Samson R.A. et al.、CBS-CNAW Biodiversity Centre
 
更新:2022年3月/2016年3月/2014年6月

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最終更新日

2022年3月10日

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