バイオテクノロジー

L-乾燥保存に用いる保護培地

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NBRCから提供しているL-乾燥保存標品(ガラスアンプル)では、下表の保護培地に懸濁した菌体等を、封入、乾燥、保存しています。詳しくは、メルマガ「NBRCニュース」第17号、「微生物の保存法(9)L-乾燥保存法 - 保存標品の作製」をご覧ください。

表.L-乾燥保存に用いる保護培地(坂根らの一部を改変)
保護培地名 適用微生物の種類 組成
SM1 一般細菌、放線菌 グルタミン酸ナトリウム 3 g、アドニトール 1.5 g、L-システイン一塩酸 0.05 g、0.1 M リン酸カリウム緩衝液(pH 7.0)100 ml
SM2 好塩性(海洋性)細菌 グルタミン酸ナトリウム 5 g、アドニトール 1.5 g、ソルビトール 1 g、人工海水 75 ml、蒸留水 25 ml、pH 7.0に調製
SM3 乾燥感受性好塩性細菌(Oceanospirillum属など) グルタミン酸ナトリウム 5 g、アドニトール 1.5 g、ソルビトール 1 g、L(-)-プロリン 0.2 g、2%メチルセルロース水溶液 (4.000 cps) 10 ml、人工海水 90 ml、pH 7.0に調製
SM4 Azotobacter属細菌 グルタミン酸ナトリウム 0.3 g、アドニトール 1.5 g、L-システイン一塩酸、5 mg, 0.01 M リン酸カリウム緩衝液(pH 7.0)100 ml
SM5 乾燥感受性細菌(好酸好熱性ArchaeaAquaspirillumThiobacillus delicatusなど) グルタミン酸ナトリウム 3 g、アドニトール 1.5 g、ソルビトール1 g、エチレンジアミン二塩酸 0.4 g、0.1 M リン酸カリウム緩衝液(pH 7.0)100 ml
SM6 高度好塩性Archaea グルタミン酸ナトリウム 10 g、アドニトール 1.5 g、ソルビトール2 g、チオグリコール酸ナトリウム 0.05 g、NaCl 15 g、粉末セルロース 2 g、0.1 M リン酸カリウム緩衝液(pH 7.0)、1NのNaOHでpH 7.0に調整
SM7 Mycoplasma A:スクロース 3 g、Bacto-PPLO broth (Difco) 90 ml、pH 7.0
B:馬血清 10 ml
AとBを個別に滅菌後混合する
SM8 独立栄養細菌(硫黄酸化細菌、鉄酸化細菌、硝化細菌など) グルタミン酸ナトリウム 0.5 g、アドニトール 1.5 g、L-システイン一塩酸 0.01 g、0.02 M リン酸カリウム緩衝液(pH 7.0)100 ml
SM9 中性域pH感受性鉄細菌 グルタミン酸ナトリウム 0.5 g、スクロース 0.2 g、0.02 M KH2PO4水溶液 100 ml、pH 4.0 by 5% KH2PO4水溶液、ろ過滅菌する
SM10 Synechococcus グルタミン酸ナトリウム 1 g、アドニトール 0.3 g、ソルビトール0.2 g、0.001 M リン酸カリウム緩衝液(pH 7.0)100 ml
SM11 酵母 A: ポリビニルピロリドン (K-90), 6 g、ラクトース 5 g、 消泡剤PE-M 0.1 g、蒸留水 75 ml
B: グルタミン酸ナトリウム 3 g、1 M リン酸カリウム緩衝液(pH 7.0)10 ml、蒸留水 15 ml
AとBを個別に滅菌後混合する
SM12 真菌 グルタミン酸ナトリウム 3 g、消泡剤PE-M 0.1 g、0.1 M リン酸カリウム緩衝液(pH 7.0)100 ml

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